

郵船ロジスティクス、データセンター物流サービスを開始
目次
データセンター物流サービスの提供開始
郵船ロジスティクスは、2025年7月23日、データセンター(DC)関連に特化した新たな物流サービスの開始を発表しました。AIやクラウド、IoTの普及により高機能化するデータセンターに対応するため、輸送品質や設置作業など、複雑化する物流ニーズに応える体制を整えました。
社長直轄プロジェクトチームが国際一貫輸送体制を構築
同社は、全国横断型の社長直轄プロジェクトチームを新設し、サーバーやストレージ、ネットワーク機器などを対象とした国際一貫輸送スキームを構築しました。このスキームでは、国内外の調達先からの輸送、通関手続き、データセンターでの仮置き、開梱、設置までの全工程をワンストップでサポートします。
高額かつ精密なIT機器への対応体制を整備
GPUサーバーや水冷式冷却装置など、関連機器は高額かつ精密であるとともに、機密性も高いため、以下のような対応が求められます。
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高度なセキュリティや品質管理
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柔軟なスケジュール調整
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仮置きや設置作業までを含む包括的な物流体制
郵船ロジスティクスでは、海上・航空輸送から国内のラストワンマイル配送、現地での設置支援までを一元管理できる体制を整備します。顧客企業のニーズに合わせた柔軟なカスタマイズにも対応しています。
柔軟なカスタマイズ対応と全国納品体制
本サービスでは、秘密保持契約(NDA)の締結や、機器の仕様に応じたカスタマイズが可能です。これにより、データセンター物流における業務負荷を軽減し、プロジェクトの円滑な進行を支援します。
今後の展開
郵船ロジスティクスは、今回のサービスを成長戦略の重要な柱と位置づけています。今後は多様なパートナー企業との協業を通じて、データセンター物流の課題解決に取り組み、付加価値の高いend-to-endソリューションを提供します。デジタルインフラの発展を支えるロジスティクスプロバイダーとして、さらなる貢献を目指します。
まとめ|高度化するデータセンター物流、郵船ロジスティクスが専門サービスで参入
郵船ロジスティクスは2025年7月23日、データセンター(DC)関連に特化した物流サービスを開始しました。AI普及などで高機能化するDCの、複雑な輸送品質や設置作業といったニーズに応えるためです。
同社は社長直轄チームを新設し、高額・精密・機密性の高いIT機器を対象に、国内外調達から輸送、通関、仮置き、開梱、設置までを一貫サポートする体制を構築します。
このサービスは成長戦略の柱であり、デジタルインフラを支える同社が、データセンター物流課題に対し、どのような付加価値の高いソリューションを提供してくれるか、注目されます。
参考サイト
・『データセンター物流サービスの提供を開始 一貫した国際輸送スキームを構築し 国内のサーバー機器輸送と設置をワンストップでサポート』