J-オイルミルズ・日清オイリオ・昭和産業が「油脂物流未来推進会議」を発足
目次
植物油業界大手3社が物流効率化を目的に「油脂物流未来推進会議」を設立
2025年7月、J-オイルミルズ、日清オイリオグループ、昭和産業の3社は、一般社団法人日本植物油協会と連携のもと、物流問題解決と物流持続性向上を目的とする協議体「油脂物流未来推進会議(通称:YBM会議)」を発足しました。この協議体の目的は、物流持続性の向上です。
発足の背景:トラックドライバー規制と物流負荷の高まり
2024年から「トラックドライバーの時間外労働規制」があり、長距離輸送を中心に人材不足や輸送力の逼迫が深刻化しています。
これらの課題を解決し、持続可能な物流を構築する為には、以下の2点が不可欠となっています。
- トラックドライバーの拘束時間削減
- トラック輸送能力の最大化
特に植物油業界では以下の特徴から物流負荷が高いです。
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斗缶やドラム缶などの重量物が中心
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「バラ納品」と呼ばれる手作業による荷卸しが多い
物流負荷が高く、現場から改善要望が出ていました。
こうした状況を受け、日本植物油協会は2023年12月に自主行動計画を策定・公表しました。
発足の目的:業務用製品の安定供給を支える物流の持続可能性確保
J-オイルミルズ、日清オイリオグループ、昭和産業の3社は業務用油脂製品中心に特性や納品形態を踏まえ、物流持続性向上を目的とする「油脂物流未来推進会議(通称:YBM会議)」を発足しました。この会議では、自主行動計画に基づき物流機能の効率化の取り組みについて共同で検討していきます。
YBM会議の具体的な取り組み内容
今回設立されたYBM会議では、以下の4つのテーマについて取り組みが進められます。
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加工食品(特に業務用)物流の動向把握と共有
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自主行動計画や物流効率化法に基づく物流効率化策の検討
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ホワイト物流を含む発着荷主の課題・成功事例の共有
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物流DXや「フィジカルインターネット」など最新技術の導入検討
「フィジカルインターネット」とは、通信ネットワークのように物流ネットワークを複数企業間で共有・連携する構想です。これにより、全体最適を実現することが期待されています。
今後の展開
YBM会議は、今後議論内容を日本植物油協会を通じて他の会員企業に共有や参加を呼びかけていく方針です。
まとめ|植物油業界における物流の持続可能性確保への挑戦
植物油業界では、2024年のトラックドライバー時間外労働規制が迫る中、長距離輸送の人材不足や輸送能力のひっ迫が深刻な課題となっています。特に、重量物や手作業による荷卸しが多い植物油の物流は負荷が高く、業務用製品の安定供給に影響が出かねない状況です。
この課題に対し、J-オイルミルズ、日清オイリオグループ、昭和産業の3社は「油脂物流未来推進会議(YBM会議)」を設立し、物流の持続性向上を目指しています。今後は、物流効率化策の検討や最新技術の導入、他社との連携拡大が求められます。
物流の「2024年問題」は喫緊の課題であり、サプライチェーン全体の安定化には、業界全体での協力と効率化への取り組みが不可欠です。
参考サイト
・『植物油業界の持続可能な物流のための協議体「油脂物流未来推進会議」を発足』
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