【軽貨物】管理者とドライバーコラボ対談!コースの調整などはどうしている?|vol.160
物流業界の経営者や業界従事者に有益情報を発信するお役立ちメディア物流チャンネル。vol.160は『【軽貨物】管理者とドライバーコラボ対談!コースの調整などはどうしている?』です。
- 管理者自ら現場へ行く、ドライバーをサポートする実践型の営業戦略
- 配達初心者がエリア把握と積み込みのノウハウを学ぶ方法
- 新規エリアでも混乱しないための荷物・コースの整理術
※本人の発言と実際の記載が完全一致しない場合もございます。予めご了承ください。
目次
管理者とドライバー|現場コラボレーション
業務の効率化とともに、現場との信頼関係も強化するためには以下の戦略が欠かせません。
定期的な「現場同行日」を設定する仕組み
管理者が自ら現場に出向き、ドライバーと一緒に業務を進めることがあります。
「管理者が本当に現場に行ってないと、『こいつ何してんだ』と思われることもある」 こういった発言からも、管理者がドライバーの働く環境をしっかりと把握し、責任感を持って現場の課題に取り組んでいる様子がうかがえます。
管理者は、単なるデスクワークに留まらず、直接営業や案件の調整に関わることで、各ドライバーがより稼げる条件を整えています。
ドライバー一人ひとりの作業効率向上と安全運行のため、実際に現場を見てアドバイスを行うことで、信頼関係とチームワークが育まれているのです。
管理者の現場同行を単なる「個々の判断」に任せるのではなく、定期的な「現場同行日」を設定する仕組みを導入することで、より組織的な改善が可能となります。この仕組みにより、ドライバーのリアルな課題を把握しやすくなり、業務の効率化とともに現場との信頼関係も強化されます。
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初心者|「走る」精神とその学び
初めて現場に出たときの新人ドライバーが、率直な言葉で「最初めちゃくちゃ走るなと…車じゃなくて人が走る」 と言ったことがあります。ここでの「走る」という行動は、ただ体力を使い果たすだけでなく、新規エリアの把握、荷物の配置や受注の流れを身につけるための重要なトレーニングといえます。
研修時、先輩から「とりあえず走れ」というシンプルなアドバイスを受け、未知のエリアでは何もしなくても実際に体験して覚えるという現場独自の学習法が存在します。
このプロセスにより、初めは戸惑いや体力的な負担があったものの、「もう走らなくても大丈夫」と確信できるレベルに成長していくのです。 体育会系の強い精神が裏打ちされ、走る努力が結果として自信や業務効率の向上につながっています。
この「走る」プロセスをよりスムーズに進めるために、以下のポイントが重要です。
先輩ドライバーのノウハウをマニュアル化
先輩ドライバーのノウハウをマニュアル化し、事前に学べる仕組みを導入することも重要です。これにより、体力的な負担を軽減しながら、より短期間で効率的に業務を覚えることが可能になります。
新規エリアへ|挑戦と積み込み戦略の工夫
新しいエリアに進出する際、ドライバーは常に未知の状況と向き合うことになります。
「初めてのエリアって、どこから行けばいいのか全然分からない…」 そのため、現場ではエリアごとに積み込みの順番や作業の流れをしっかりとシステム化する工夫がなされています。
ドライバーは、100番台、200番台、300番台といった番号分けで、荷物の順序やコースを覚えておくことで、万が一荷物の配置がズレても、すぐに自分のルートを再確認できるようにしています。この手法は、「荷物を探す時間を極力削減する」という現場ならではの工夫であり、効率アップに直結しています。
さらに、最初は新しいエリアを走り回って特徴を把握し、失敗を恐れずに実践することで、次第にそのエリア特有の流れや注意点を体得していくというプロセスが大切です。
荷物管理のプロ|荷物の“中身”のコツ
荷物自体にまつわる興味深いエピソードもあります。 「ダンボール見ただけで、これ何かなって分かる」 これは、ただ積み込みをこなす作業ではなく、荷物の外観や重さ、サイズから中身の特徴を瞬時に把握できるスキルです。
たとえば、ある荷物の中には人形が入っており、走行中に揺れてボタンが押され、思わぬ音が流れた、というような事例などもありました。
このようなエピソードは、現場経験から生まれる「感覚の磨き」として、他では得がたい貴重な教訓に変わっています。
また、荷物に対して「下積みNG」「上積みNG」といった注意が事前に決められているのも、こうした知識が現場の安全運行と効率向上につながっている証拠です。
さらに、荷物管理の知識をデータとして蓄積し、ドライバー間で共有できる仕組みを整えることが、より高度な業務効率化につながります。過去の荷物の特徴や配送時のトラブルを記録し、AIやアプリを活用してドライバーに通知することで、経験値の格差を縮め、安全な運行を支援できます。
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現場密着の連携|成果と未来への可能性
管理者とドライバーが直接顔を合わせ、リアルタイムで情報を共有することは、現場全体のパフォーマンス向上に欠かせません。
管理者が現場に入ってドライバーと共に走ることで、業務の現状や改善点がその場で明確になり、迅速な対応が可能となります。 また、ドライバー同士の情報交換や、管理者からの具体的なアドバイスが、結果として案件の取りやすさや運搬効率の向上につながっているのが実感されます。
これまで150件程度だった運搬件数が、管理者の連携と現場密着の取り組みによって、倍以上にまで向上した実績も紹介され、今後の業界全体の成長が期待される姿勢が見て取れます。
まとめ
管理者とドライバーが一緒に現場へ出向き、直接コミュニケーションをとることで業務効率を高める実践的な営業戦略と、初心者が「走る」ことで、エリアの特徴や荷物の受け渡し順序を体感し、確実に習得していく成長プロセス、そして荷物管理における順序の工夫や、荷物の中身を見抜く眼力といった、現場ならではのスキルが共有されていることがわかりました。
これらの取り組みは、現場の混乱を未然に防ぎ、効率的で安全な業務運営につながっています。最初は体力的にも精神的にも厳しい「走る」訓練が、後の自信と実務能力へと昇華し、管理者とドライバーが一体となって業務に取り組む姿勢は、物流業界全体の未来に大きな可能性を感じさせます。
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