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Shippio、ユーザー企業向けに「Shippio API」無償提供開始

ユーザー企業向けに「Shippio API」無償提供開始

Shippioは2025年7月23日、自社基幹システムとShippioをシームレスに連携できる「Shippio API」機能の無償提供を開始しました。貿易業務における業務効率化およびサプライチェーンマネジメント(SCM)の高度化を支援する取り組みです。

API無償提供の背景

グローバルサプライチェーンにおいて、多くの企業は自社の基幹システムと貿易関連システムの情報分断され、手動でのデータ転記や確認作業などの非効率性を生んでいます。これが在庫管理や生産計画の精度に影響を与える要因となっています。

API無償提供の目的

Shippioは2024年5月よりAPI機能の提供を開始していましたが、さらに多くの企業を支援するため、今回無償での提供に踏み切りました。これにより企業は、導入コストの障壁を下げながら、データ連携を通じて業務効率化・データ活用・サプライチェーンマネジメントの高度化を実現できます。

Shippio APIが提供する主な機能

Shippio APIでは、以下のような機能が提供されます。

  • シップメント情報自動登録

  • Shippioクラウドからの自動取得

シップメント情報自動登録

シップメント情報、輸送中の商品、コンテナ情報など

Shippioクラウドからの自動取得

本船動静(船の位置・スケジュール)、輸送進捗、港・船会社情報、通関・納品ステータスなどの物流データ

API連携により、企業は貿易データをリアルタイムで自社システムに取り込み、人的ミスを防ぎながら工数を大幅に削減することが可能になります。

業務効率化とSCM高度化への貢献

Shippio APIの導入によって、以下の効果が期待されています。

  • 手動転記の排除(転記ゼロ)
  • 輸送状況の可視化
  • 洋上在庫の把握
  • データ活用による経営支援

手動転記の排除(転記ゼロ)

業務ミスの削減、担当者の作業負担軽減

輸送状況の可視化

通関・納品の進捗やETA(到着予定時刻)などをリアルタイムで確認

洋上在庫の把握

輸送中商品の在庫数をや到着予定日を見える化し、欠品・過剰在庫リスクを最小限に抑制

データ活用による経営支援

リードタイムなどの実績データを物流コスト削減や戦略立案などに活用可能

利用開始手順と仕様

Shippio APIは、申し込み不要で即時利用が可能です。利用開始にあたっては、以下の手順を踏むだけで済みます。

1.Shippioサービス上の設定画面からAPI認証情報を取得

2.REST形式に準拠した連携開発を実施(プログラミング言語不問)

3.開発完了後すぐに運用開始可能

API仕様書:https://shippio.stoplight.io/docs/shippio-api/753cf96a69c40-shippio-api

今後の取り組み

Shippioは今後も、Shippio Platformにおける各種機能の改善を進め、貿易実務者の業務生産性向上と、高度なサプライチェーンマネジメントの実現に貢献していきます。

参考サイト

・『Shippioプラットフォーム、ユーザー企業へAPI連携機能を無償提供開始 〜貿易業務の「転記ゼロ」で効率化とサプライチェーンマネジメント高度化を支援〜