自動運転トラックで2024年問題を解決へ！PALTA・大王製紙・T2が幹線輸送の実証開始
自動運転トラック、関東ー関西間で実証開始
ＰＡＬＴＡＣ、大王製紙、およびT2の3社は、2025年7月3日より、自動運転トラックを用いた幹線輸送の実証を関東ー関西間の高速道路の一部区間で開始しました。自動運転の走行ルートおよび走行リードタイムの検証、想定したオペレーションパターンやスケジュールの有効性検証、そして輸送品質の確認を行います。
実証背景と目的
本実証は、化粧品・日用品卸売業のＰＡＬＴＡＣと日用品メーカーの大王製紙が協力し、T2が目指すレベル4自動運転トラックによる幹線輸送の実現に向けた取り組みです。背景には、「2024年問題」に代表される、将来的なトラックドライバー不足の深刻化への対応があります。
実証概要
実証では、大王製紙の物流センター（ＤＣ）とＰＡＬＴＡＣの大型物流センター（ＲＤＣ）間で貨物輸送が行われます。具体的には、以下の通りです。
往路
大王製紙 厚木ＤＣ（神奈川県）からＰＡＬＴＡＣ ＲＤＣ堺（大阪府）
復路
大王製紙 西淀川ＤＣ（大阪府）からＰＡＬＴＡＣ ＲＤＣ関東（埼玉県）
各企業の役割
ＰＡＬＴＡＣ
大王製紙から商品の受け入れ
大王製紙
ＰＡＬＴＡＣへの商品の販売
T2
実験車両の提供
今回の実証は、ドライバーが乗車し、レベル2相当の自動運転で行われます。検証内容は、貨物を積載した幹線輸送における自動運転の走行ルートおよび走行リードタイムの検証、想定したオペレーションパターンやスケジュールの有効性検証、そして輸送品質の確認です。
今後の展望
3社は、本実証結果に基づき、課題抽出やオペレーション確認を進め、今後の自動運転技術の実現に向けて取り組むとしています。
まとめ|自動運転トラックが拓く未来
ＰＡＬＴＡＣ、大王製紙、T2の3社が自動運転トラックによる幹線輸送の実証を開始しました。これは「2024年問題」への具体的な解決策として期待されています。自動運転は、ドライバーの負担を減らし、輸送効率を大幅に高める可能性を秘めています。
この取り組みは、私たちの生活を支える物流の未来を守るための重要な一歩です。今後の動向に注目です。
参考サイト
・『自動運転トラックが変革 新・サプライチェーン構築に向けて実証開始 ～卸売業全面協力で「物流 2024 年問題」解決へ～』
参考サイト
