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Amazonと三菱地所 名古屋に西日本最大の物流拠点を新設 太陽光・地中熱で脱炭素

Amazonと三菱地所、名古屋にフルフィルメントセンターを2025年8月稼働開始予定

Amazonと三菱地所は2025年7月1日、愛知県名古屋市に物流拠点フルフィルメントセンター(FC)2025年8月に稼働開始予定であると発表しました。この施設は環境技術の導入に加え、防災拠点としての機能も備えています。

再生可能エネルギーと環境配慮技術でCO2削減

本施設では、壁面に設置された太陽光発電パネルや、地中熱を利用した空調システムなど、再生可能エネルギーや省エネ技術を積極的に導入しています。これにより、施設全体のエネルギー消費量の大幅な削減が見込まれています。

また、国土交通省の建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)において、2024年度の制度改正で新たに設けられた最高ランクの「6つ星」を取得しています。建物の基礎およびオフィス部分には低炭素コンクリートを採用し、資材の調達から廃棄やリサイクルに至るまで、ライフサイクル全体で従来のコンクリートと比較してCO2排出量の大幅な削減が見込まれています。雨水利用によって水使用量も同規模のフルフィルメントセンター(FC)と比べて約40%削減が見込まれています。

防災拠点としての機能を担う施設設計

防災面では、本施設は名古屋市から津波避難ビルに指定されており、防災拠点としての機能も担います。加えて、最寄りの荒子川公園駅へ通じる歩行者通路の整備など、地域と共生する施設設計が行われています。

三菱地所代表執行役社長 中島篤氏は、「Amazon様との協業により、先進的な物流施設の開発に挑戦できたことを光栄に思います。三菱地所は、自動運転トラックなど次世代モビリティの受け入れが可能な高速道路IC直結型の基幹物流施設開発など、持続可能な物流の実現に向けて新たな価値創造に貢献してまいります。」とコメントしています。(※Amazon公式ニュースリリースより)

参考サイト

・『Amazonと三菱地所が名古屋市に物流拠点を新設