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マイナビグローバル、自動車運送業向けに特定技能外国人の人材紹介サービスを開始

採用から定着支援まで一貫対応

2025年7月24日、マイナビグローバルは自動車運送業向けに特定技能外国人を対象とした人材紹介および定着支援サービスの提供を開始しました。本サービスは、2024年に特定技能制度の対象分野に「自動車運送業」が追加されたこと、および同年12月から特定技能1号の試験が開始されることを背景に、慢性的なドライバー不足に対応する目的で展開されます。

背景:深刻化するドライバー不足と制度改正

自動車運送業界では、ドライバーの人手不足が慢性化しています。このような状況を受けて、政府は2024年、自動車運送業を新たに「特定技能」制度の対象分野に追加しました。同制度は、深刻な人手不足が見られる特定の業種において外国人材の受け入れるための在留資格制度です。2024年12月からは、「自動車運送業分野」における特定技能1号の試験も開始されました。今後は外国人ドライバーの就労が増えていく見通しとなっています。

一方で、外国免許を日本の運転免許に切り替える「外国免許切替」制度の運用や、交通事故件数の増加により、外国人ドライバーの運転スキルへの懸念も根強いです。また、採用手続き労務管理、語学・文化面でのサポートに不安を抱く企業も多く、特定技能制度を活用した雇用には一定の障壁が存在しています。

目的:国内在留・免許保有の外国人材を即戦力として紹介

マイナビグローバルは、運送業向けに国内在留の特定技能外国人を対象とした人材紹介および定着支援サービスを開始しました。紹介対象となるのは以下の人材です。

  • 日本国内に在留(主に東南アジア出身者が中心)

  • 日本の運転免許を取得している外国人

  • 特定の国籍やエリアに偏らず、企業のニーズに合った人材

また、マイナビグループの人権方針に基づき、外国人求職者に不当な費用負担が生じない実態を確認したうえで人材を紹介します。

雇用手続きや生活支援を含む一貫した定着支援を実施

同サービスでは、人材紹介に加え、在留資格申請支援、住宅探し、入社手続き、労務関連情報の提供など、雇用後の定着支援にも対応します。これまで他分野で培ったノウハウを活かし、自動車運送業界における外国人材の活用と定着を総合的に支援します。

参考サイト

・『自動車運送業向けに国内在留の特定技能外国人の人材紹介と支援サービスを開始

記事に関連する物流チャンネル動画

・『【2024年問題】外国人ドライバーの活用は進むのか?|vol.107

・『【軽貨物】外国籍ドライバー事情と引き抜き問題|vol.138