両備システムズが「IT-Parking for Truck」を提供開始 AIと遠隔監視でバース管理を無人化へ
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両備システムズが「IT-Parking for Truck」を提供開始
両備システムズが、AI画像解析とIPカメラを活用し、トラックの在車検知・遠隔監視を実現する新システム「IT-Parking for Truck（アイティ-パーキング フォー トラック）」の提供を正式に開始しました。
背景:物流業界の課題「荷待ち時間」と「人手不足」に挑む
物流の現場では、国土交通省が定める「物流の適正化・生産性向上に向けた荷主事業者・物流事業者のガイドライン」により、トラックの荷待ち時間および荷役作業時間を合計で2時間以内に抑える努力が求められています。
しかし、実際の現場では依然として人手不足が深刻であり、満空の確認や作業時間の把握は目視やカメラに頼るケースが多く、人的ミスや現場負荷が発生しています。
これらの課題を背景に、両備システムズは遠隔での一括監視・管理を可能にするシステムを開発いたしました。
新製品「IT-Parking for Truck」の主な機能と特徴
1. AIによる正確なトラック在車自動検知
IPカメラの映像をもとにAIがトラックの前部・後部を正確に識別し、在車状況を自動で判断します。
2. バースごとの滞留時間と出入りをリアルタイムで可視化
在車管理の効率化で荷待ち時間の短縮や場内運用の最適化を支援します。
3. 遠隔監視による無人運用で省人化・無人化
遠隔から複数バースを一括で監視・操作可能とし、省人化・無人化を現実のものにします。
今後の展開
これまで両備システムズは、「IT-Parking」シリーズを商業施設やオフィスビルなどを中心に導入してきました。今回、物流分野向けとして「IT-Parking for Truck」は「バース入退場管理システム『R-Teams（アール チームス）』」など物流ソリューションと組み合わせることで、場内運用全体を可視化・最適化する構成を実現します。今後は、無人化支援や複数拠点の統合管理など多面的な用途への展開を視野に入れ、製品の機能向上と導入拡大を進める方針です。
参考サイト
・『両備システムズ、トラックの在車状況を自動検知 バース在車検知システム「IT-Parking for Truck」提供開始』
